平成22年度の国民年金保険料の納付率が、過去最低の59.3%となりました。
これは、年金制度に対する国民の不安や不信が示された結果だと思います。
特に、生活保護制度を引き合いにして「年金は意味がない」という考えをお持ちの方が多いようです。
確かに老齢基礎年金は、40年の間にわたりコツコツと保険料を納めても1ヵ月あたりの支給額は66,000円にしかなりません。
これに対し、国民年金保険料を滞納していたとしても、生活保護を受けることができれば、その倍程度の扶助を受けることができます。
生活保護の給付水準が高いのか、老齢基礎年金の給付水準が低いのか、大いに考えさせられる記事でした。